雹(ひょう)害車の修理レポート
雹の被害に遭われた方へ
デントリペアという修復方法は元々雹害の多いアメリカで発達した技術です。
現在の日本ではデントリペアで充分に直るものまで一般的な板金塗装や部品交換(ルーフ交換等は切り取って溶接までします)が行われてしまっているのが現状です。
(これは通常のドアパンチ等でも同様のことが言えますね・・・本当に残念です)
もちろんそれらを否定しているのではなく要するに使い分けが大事なんです。
デントリペアで直るものは絶対にデントリペアで!今後間違いなく常識になると確信しています。
まずはお気軽にご相談くださいませ(車両保険を適用しての修理ももちろん対応しています)
雹(ひょう)害車の修理レポート(マツダデミオ編・・・うちの大事な常連様でした)

それは7月11日の日曜日の昼頃でした・・・携帯電話が鳴り出ると
お客様:「もしもし○○ですけど〜」
私 :「あ〜毎度どうも〜、どうされました?」
お客様:「今、桜木町なんですけど、ひょ、ひょうが〜〜、
いやあ〜,○×▲※△?★〜〜(T_T)
私 :「もしもし?○○さん?大丈夫??〜〜」 という出来事があり、その日の夜早速お見積りに来られました^_^;

というわけでお見積り後、後日入庫と相成りました。
まずはボンネットからチェックしていきましょう!
雹が降って すぐにパーキングに逃げ込んだこともあり幸いにも比較的軽症で済んでいます。合計25個ありました。

次にルーフです。こちらはピラー部にもいくつか損傷あり。柔らかい所と硬い所でへこみの入り方がやはり違いますね。
明らかに目に見えるへこみの他にも損傷を受けていますねえ・・・こちらは合計82箇所。今回幸いにも側面は全く無傷でした。
ということでボンネットとルーフで合計107箇所のリペアです。
さ〜て、やりますか〜!!(^^)

じゃあ、ボンネットを開けてみましょう。ほとんどの
車種はインシュレーターが裏についていますのでそれを外すと?
は〜い、こんなんなってます〜。ってほとんど骨だらけですね。
しかも先端が広範囲で鉄板2重です^_^;。でも大丈夫!
骨の中は細いツールを使用、2重の所は表面から引っ張ります。
がんばりましょー!!

まずはボンネットが開いた状態でがっちり固定します。
骨にかかってないへこみはこのようにフックをかけて支点を作りデントツールでプッシュしていきます。
どんなに数が多くても当たり前ですが一個づつ丁寧に上げていきます。
結構根気いりますよ〜〜(^^)

骨の中はこのようにクリップの穴や隙間を利用してリペアしていきます。
完全に袋になっている場所は見えない所にツールの通る穴を開けてリペアする場合もあります。
(穴あけの可能性がある時はお客様のご了承 を得ています。)

次はルーフです。もともと雹害の多いアメリカで発達したデントリペアですからルーフのデントはお得意です!
ルーフ(天井)のリペアは内張りを外す作業からですね。
こちらも強度を維持するため骨が数本あります、また遮音等のためのスポンジシートやウレタン等が貼り付けられています。
そのままリペアする時もありますが一部剥がしてからリペアする場合もあります。(もちろん、リペア後は元に戻します)

リペアの方法は基本的にボンネットと一緒です。
支点を作りデントツールでひたすらリペア、骨の中は細いツールでリペアします。ちょうどこのくらいの段階が無口になりリペアロボットと化している頃です…

ほとんどが裏からリペア出来るのですがどうしてもツールが入らない場所があるのも事実です。
(ピラーの一部等がこれに該当します)
これは何?水道の蛇口?って感じですがこれがデントールと言われる表面から引っ張る道具です。ヒートガンで鉄板を暖めて接着させます。真ん中の穴にスライディングハンマーをセットして調整しながら引き出します。その後ハンマーとポンチを使用して微調整していきます。(ポンチング技術が結構難しいんです)
また今ではこのデントールの他にも引き出す道具があります。

さあ、リペア完了です!
最後にもう一度チェックしてから内張りを戻します。
(内張り戻してから一個でも残ってたらショックですからねえ・・・)

ボンネットも完了です!
映りこみも綺麗ですねえ・・・心配していた先端部分もうまくあがりました。

全て完了して洗車をして終了です。
オーナー様のお迎えをお待ちしていま〜す!
今回は比較的軽症ということもあり(とはいっても100箇所以上ですが)側面の被害はありませんでした。お仕事帰りにお預かりして当日夜及び翌日作業、翌々日の朝ご出勤前でのお渡しが可能でした。雹害の場合は被害状況がまちまちなので一度お越しいただいた上でご相談いただければと思います。デントリペアのみでの対応はもちろん、交換、板金を伴う場合でも提携工場との連携を密に取り対応しています。
(ルーフのみでもデントリペアでの修復をおすすめします)


