たまにはお問い合わせの多いデントリペアスクールの進行状況もお伝えしなければいけませんね(^^ゞ

これは？デントリペア練習用のボンネットです、定期的に取引先の板金屋さんから処分するパーツをいただいています。まずはこれを使用して初日の”点突き”からスタート、その後浅いエクボを作業し易い体勢でしっかり直す作業を繰り返します・・・当たり前ですが自分の手にしたツールの先端の動きを正確に見極めることが出来なければ例え1センチに満たない浅いへこみでも”一生直りません(>_<)・・・それどころか関係ない所を突いたりして表面は”ボッコボコ”になってしまいます。

ここで全ての方が気付くこと、デントリペア、難しいとは思っていたけど・・・まさかここまでとは思わなかった(ーー;)っと。。。そして”これ本当に出来るようになるんか？”という激しい不安に襲われます。

受講が進むにつれてひとつの壁をクリアするとまた少し高い壁が目の前に・・・

でもですね？他ならぬ自分が望んで足を踏みいれた世界ですからこの苦悩に立ち向かうしかないのです。

何度も言ってますが誰もが簡単に出来るものならもうとっくにディーラーさんや板金屋さんでも当たり前にデントリペア出来る技術者がいるはずだと思いませんか？

ましてやその技術者の中でもこれから専門店として起業するつもりならば？尚一層の”努力”が必要なのは極当たり前のこと。

こちらは練習用車両（一体どれだけ叩かれていることか^_^;）ドア下部のごく一般的なエクボをリペアしてもらいました。写真で見る限りへこみがあった箇所（マスキングテープの下）にはへこみの痕跡はないので合格か？っと思うでしょ！？

しかしダメだしです！？

リペア箇所の塗装肌に僅かに一部高い筋があります・・・これ、普通に見る分にはまず気になる方はいないはずですが（受講生の方も今でこそ見えますが最初は全く見えないと言ってたレベルです）、やはり私達はプロ！元々が全く無傷の浅いへこみですから僅かな痕跡も残してはいけないケースです。

っということで・・・ここから頑張ってね～　もう背中にはやる気満々”情熱の塊”それとも”炎上”？（爆）

そして1時間以上費やして・・・結果？うまく仕上がらずに”ちょ～悔しい～～”っと(;_;)/~~~

”悔しい”気持ちがあれば大丈夫！大きな壁をいくつも乗り越えて素晴らしい職人さんになれるよう私も全力で付き合います。。。乗り越えた先には”大きな遣り甲斐”が待っています。

すでにたくさんのお客様の愛車のリペアを後ろで見てきた受講生のKさん、自身もあのお客様の最高の笑顔をいただけるように！！今はひたすらへこみに向き合うべし。。。

デントリペアの作業をご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、とても簡単そうに”チョイチョイ”と直してるように見えますが、その目の前の職人さんも実はそんな苦悩を乗り越えた結果の”チョイチョイ”なんですよ(^^ゞ