取引業者様からのご相談車両です・・・走行距離も少なく内外装も綺麗、おそらく展示したらすぐに売れてしまうであろう極上車。が？しかし？ただ一点の残念ポイントがあるとのこと！？

それは？

ボンネット・・・テープの貼ってあるところが全部へこみではなく？”出っ張り”という珍しいケースです。

このように鋭く出っ張っている箇所がいくつも・・・この出っ張りの裏には補強があり何らかの力が加わった際に干渉したものと思われます。

デントリペアはへこみを直すことはもちろんですがこのような出っ張りにも充分に対応することが可能です。

そしてこちらは？

テープとテープの間、天井の蛍光灯の映り込みがここだけいびつですね！？しかし裏を見ると？

写真の真ん中辺りですからご覧の通り、補強もなく鉄板剥き出し部位です！？果たして何故？このような状態になったのか？

あくまでも推測ですが”雪害”によるものだと思います。毎年冬になると同様のリペアを何台もさせていただいていますが、凍った雪の塊が屋根から落下、下に停めてある車のルーフやボンネットに直撃(@_@)　そのほとんどが大きなへこみになりますが今回のようにへこみではなく出っ張りになることも多々あるのですね。瞬間的な衝撃がパネルに押し寄せて畝って・・・このような予測不能な出っ張りが出来ることもあります( 一一)

高い場所をピンポイントで叩きつつもパネル全体を見ながら徐々に本来のボディラインに復元していきます！

っとちょっとレアなケースだったのでご紹介させていただきましたが本来板金塗装や交換と言われる場合でも条件次第ではデントリペアで充分に復元することが可能なのですね・・・私達デントリペア職人は裏から押すだけではなく表からも丁寧に叩く技術も持ち合わせていて状況に応じてその技術を使いこなしているのです(*^^)v